ここで(2)のルールを思い出してください。ないときは1つ大きな硬貨を出せばよいのです。50円玉の次に大きな硬貨は100円玉ですから、50円玉を出す代わりに「100円玉を1枚」と覚えておきます。この時点で1368円の「68円」の部分はもう意識から外して大丈夫です。あと1300円払うことだけ考えましょう。

 そして次は100円玉についてです。1300円ですから100円玉が3枚と思いきや、ここでさきほどの「50円玉の代わりに出す100円玉1枚」が登場します。全部で4枚必要なわけですね。ところが、財布の中には100円玉は3枚しかありません。どうしましょう?

 あわてずに。やはり(2)のルールを適用しますよ。必要な枚数がないときは、1つ大きい硬貨を出すことにすればいいのです。この場合、500円玉ですね。

 さて。そうなると、1368円には一見必要なさそうな500円玉について考えることになります。財布の中にありますから、100円玉4枚の代わりに1枚出しておきましょう。

 あとは、1000円札を1枚出せばOKです。これで、おつりは150円になります。お財布の残りとあわせてみてください。所持金の貨幣はこれ以上大きいお金に両替できない最小限の枚数になっているハズです(1000円札1枚、100円玉3枚、1円玉1枚)。

P119図版2同書より 拡大画像表示

 いかがですか?小銭を払う機会があるときにはチャレンジしてみてくださいね。