5月23日早朝、大手芸能事務所アミューズがX(旧ツイッター)上で「法的措置を検討」のコメントを発表した。これは、この前日の夜、ある“暴露系”インフルエンサーが投稿した内容がきっかけだった。一晩のうちに「噂」は駆け巡り、ネット上では様々な憶測が飛んでいる。この騒動の行方はいかに――。(フリーライター 鎌田和歌)
投稿から6時間足らずで
アミューズ法務部が異例の反応
問題の投稿から半日も経たないうちにこれだけの騒動になるとは、もしかしたらインフルエンサー自身も想像していなかったかもしれない。
5月22日21時49分、273万のフォロワーを持つ「滝沢ガレソ」というアカウントが投稿した内容に注目が集まった。滝沢氏は「超有名女優」「ドラマ共演して電撃結婚した有名歌手」などと対象をボカしながら、男性側の不倫で2人が離婚危機にあるという内容を伝えた。
投稿はさらに、この男性の所属事務所が10億円を支払って記事をもみ消したとも書かれていた。投稿には「【ゆる募】」「〜件に詳しい方をDMで募集しています!!」と書かれ、情報募集の体ではあるが、「疑惑」や「噂」とは書かれておらず、まるで事実であるかのようにも受け止められる。
この投稿は現在までに1.2万回再投稿され、インプレッション数は1.2億件という途方もない数字となっている。内容が衝撃的であるのはさることながら、書いてある情報から誰のことであるかが特定しやすかったからだろう。