今回の場合は真偽不明、出所不明の情報だが、実際に報道されたニュースやSNSの中での話題を要約した投稿も多い。

 フォロワーの中には「面白いネタやゴシップなどをわかりやすくまとめてくれるアカウント」という認識でフォローしている人も多いのだろう。また、中には「#PR」とハッシュタグのついた投稿もあることから、滝沢氏のインプレッションに頼って広告を依頼する業者もあるようだ。

 最近の投稿(ニュースの要約など)は100万〜1000万ほどのインプレッション数が多く、今回話題となっている投稿(23日夕方時点で1.2億インプレッション)が、かなりの「ヒット」であったことがわかる。

“暴露系”インフルエンサーへの
「タレコミ」と訴訟リスク

 滝沢氏の拡散力を頼って「タレコミ」を行うユーザーも多く、昨年行われたインタビューの中で滝沢氏は「個人で運営するアカウントなので、身近さや敷居の低さがあるみたいで、情報の駆け込み寺として認知されているのを感じます」と語っている。

【参考】“炎上系インフルエンサー”滝沢ガレソ、暴露はしても“正義感ゼロ”「どちらかに偏った活動はしたくない」情報拡散の想い(2023年6月26日/ORICON NEWS)
https://www.oricon.co.jp/special/63752/#google_vignette

 確かに、「中の人」がどういう人なのか、どのようにタレコミが処理されるのかわかりづらい週刊誌などの編集部よりも、手軽にDM(ダイレクトメッセージ)を送ることができ、既読になった瞬間にわかる個人アカウントの「中の人」の方が、敷居は低いだろう。

 この敷居の低さやタレコミの多さは、一時期瞬発的に注目を集め、議員になり、そして逮捕・起訴・執行猶予付き有罪判決となった、ガーシーこと東谷義和元参議院議員に通じるものがある。