前出のインタビューの中で滝沢氏は、タレコミについて「客観ベースで事実をしっかり確認して、取り上げるべきか、そこに価値があるかを判断します」とし、訴訟リスクについては「基本的に訴訟は避けたい」と自分にとってはマイナスしかないとしながらも、「フォロワー目線で考えると、僕が訴訟を起こされればきっと面白い」「もし裁判沙汰になってもその過程をコンテンツとして発信していけば、ツイッターアカウント目線ではプラスになるので、そうなったときは前向きに面白さに変えるしかない」とも語っていた。
フォロワー目線では「面白い」
炎上するほど「おいしい」現状
今回、アミューズは法的措置も辞さない構えだが、滝沢氏の言う通り、フォロワー目線では「面白い」と受け止められるであろうし、裁判沙汰がコンテンツになるのも確かだろう。
アミューズ法務部のアカウントが「滝沢ガレソ」とアカウント名を名指ししたのはやむを得ない判断とはいえ、この投稿や関連のニュースでこれまで滝沢氏を知らなかった人が氏を知るきっかけになってしまうのも事実である。
暴露系インフルエンサーに倫理観やモラルの高さを求めている人は少ない。だからこそ炎上してもむしろ知名度が上がり「おいしい」状況となる。真偽不明の情報をばら撒かれた側からすれば、対応しても対応しなくても相手の利につながってしまうような状況がある。
個人アカウントでありながら、ウェブ媒体と同じかそれ以上の影響力を持つようになってしまったインフルエンサーは、今後どのような成り行きを迎えるのか。滝沢氏はその後も平常運転で投稿を続けている(5月23日17時30分時点)。