たとえば社員が解雇無効を争って、2年かかって無効判決が出た場合、その間の給与も補償しろ、となるケースが多いです。

「働いていないのに、給与を補償するって、裁判費用も大変な負担だったのに……」、中小零細企業ならインパクトが大きいです。

 だからこそ、「ヤバい社員」は入り口でブロックする必要があるのです。

「新・ヤバい社員」
チェックリスト

 一概には決めつけられませんが、ヤバい社員には次のような傾向が見られます。

□あいさつがきちんとできない
□仕事に対して、やる気が見られない
□簡単な仕事であっても、完成するまで非常に時間がかかる
□指示に対して取り組む姿勢は見せるが、完遂できない
□何かと要求してくるが、やるべきことはやっていない
□極論ばかりで話してくる
□あいまいさを許容できない
□譲歩しない(できない)
□自分のミスや間違いを絶対に認めない
□他人や環境に責任転嫁する。他責傾向が強い
□異様なほどに固執することがある
□自分のことを開示しない。周りと協調できない
□相手の気持ちを理解できない
□自分勝手でわがままである
□主体性がなく、常に受け身である
□ネガティブ思考が強い
□ネット上の噂に精通している
□スマホ依存症の傾向がある

 10個以上該当するとなると、モンスター社員化の危険人物と認定せざるをえません。