場所の感覚がない人のやりがちなパターン(1)
場所の感覚がない人がやりがちな例として2つほど挙げてみます。
例えば、自分のキャリアを変えたいと思うときに、スキルだけに注目して、スキルそのものを磨こうとするパターンです。
「もっとExcelのスキルを上げなきゃいけない」
「もっと経験を積まなきゃいけない」
そんなふうに考えてしまい、いきなりビジネススクールなどに通って、Excelの資格検定みたいなものを受けるだけで終わってしまう場合です。
つまりこれは、「自分の強みを活かせる場所はどこなのか」という視点が抜けてしまったパターンだと言えます。
場所の感覚がない人のやりがちなパターン(2)
石倉秀明 著
スキルアップだけを考えてしまうという意味では、「Excelだけだとたいしたスキルじゃないな」と自分で勝手に決めつけて判断し、焦って別のスキルも身につけようとしてしまうパターンもあります。
そのために、プログラミングスクールやデザインスクール、ライター養成所などに通って、未経験でプログラマーやデザイナー、ライターになろうと考えてしまう場合も多いのではないでしょうか。これも、場所に対する視点を持てずに、自分の強みをレベルアップさせることばかりに注視してしまうパターンだと思います。
その結果、クラウドソーシングで、1文字0.1~0.5円くらいの単価の記事を書く世界に入っていってしまい、本当にそれが自分の強みを活かした働き方・キャリアなのか分からなくなってしまいます。