疲れ過ぎないところで終わりにする
賢い片づけの先送りテクニック

 疲れ過ぎずに片づけを終えて、部屋と収納がスッキリした状態になるためには「何をやるか」よりもむしろ、「何をやらないか」「どこでやめるか」の判断の方が重要です。

「今使うモノ」から片づけを終わらせる
 今使うモノはないと困りますし、大抵戻す場所が決まっているので、優先的に戻していきます。一方、今使わないモノの片づけは迷いが生じやすく、作業の手が止まりやすいため、後半に回して、時間で見切りをつけて終わらせるようにします。

戻す場所がいっぱいなら「次回の片づけ」に先送りする
 古いマニュアルや保険証書で書類棚が埋まっていて、保存書類が戻せない。ワゴンがいっぱいでメイク道具が収まらない…など、何かをしまおうとすると「あっちもこっちも問題だらけじゃないか!」という現実が。でも必要以上に風呂敷を広げたら片付けが終わらなくなります。次回に先送りです。集めたモノは「場所ができたら戻す」グループとしてまとめておきましょう。

保存・保管はまとまればOKでそれ以上の管理は先送りする
・子どもの答案用紙、絵、通知表→「子ども関連」で1カ所にまとめる
・年賀状や手紙、思い出の雑貨など→「思い出」で1カ所にまとめる

 一度手が入って同じ種類でまとめられたモノは、邪魔にならないよう別の部屋に移動させて大丈夫です。このまま放置され、いったん存在を忘れてしまっても困らないモノですし、中を見れば正体が明らかで、いつでも続きの作業が始められます。