自分探求、多刀流、経験学習…、「8つの学びタイプ」別“自分らしい学び方”の見つけ方〈PR〉

新卒採用で入社し、定年まで一つの企業で仕事をするという人生のモデルは、過去のものになりつつあります。複数のキャリアを経験する社会人も珍しくなくなりました。こうした時代において個人の「学び」は重要な役割を果たします。しかし、「学び」の大切さはわかっていても、「何をどう学べばいいかわからない」「始めてみたが続かない」という人も少なくありません。そんな悩める人の数々の疑問に答えてくれるのが、ベネッセコーポレーションで社会人向け教育や人材開発事業を統括し、世界6900万人以上が学ぶオンライン動画学習プラットフォームUdemyの日本事業責任者である飯田智紀氏です。本連載では、「社会人の学び事情」に詳しい飯田氏の新刊、『何から始めればいいかがわかる 最高の学び方』より一部を抜粋してお届けします(全3回中の第3回)。

誰もがどこかに当てはまる
「八つの学びタイプ」と悩みの傾向

「学び方」に正解はありません。一人ひとりの「最高の学び方」は実に多様です。では、自分に合った“自分らしい学び方”をどうやって探していけばいいのでしょうか?

 ベネッセでは、2023年秋に「生活者理解のためのインサイトリサーチ」(以下、インサイトリサーチ)を実施しました。

 インサイトとは、本人も気づいていない無自覚な欲求や心の奥深くに隠された心理のこと。このインサイトリサーチをもとに、「学び」に対して人々が抱いている多様な価値観・感情を「A 自分の人生を見つけたい」「B 人と違う自分を認められたい」「C 周りの環境を変革したい」「D あきらめずに挑戦し続けたい」の四つに分類し、考察しました。詳しくは「社会人の3分の2は学んでいない!?独自調査でわかった「学び」の深層心理〈PR〉」を参照して下さい。

 私たちは、この四つをさらに細かく分けて、最終的に「八つの学びタイプ」に分類しました。それが次の図です。

自分探求、多刀流、経験学習…、「8つの学びタイプ」別“自分らしい学び方”の見つけ方〈PR〉

 カテゴリーごとに「こんな人」という人物像が描かれています。各カテゴリーはインサイトを深掘りしたものですが、みなさんもどこかに当てはまるはずです。

 多くの方は現状の学びに関して100%満足しているわけではありません。「八つの学びタイプ」で見ていくと、それぞれ次のような不満を抱える傾向にあります。