また、2017年には、動画ニュースに匿名で書き込んでいたつもりの芸能人が、アカウントをツイッター(現X)と連携させていたために、ツイッターの本アカウントでも同じ投稿がなされることとなり、謝罪したことがあった。

 珍しいところでは2020年、ツイッターの「非公開リスト」が誰にでも見れてしまう状態となるバグが発生したとき、芸人のパペットマペットさんの非公開リストが「イラストを描いてくれた方」「配信見てくれている方たち」など丁寧な言葉で整理されていたため、見た人をほっこりさせたというケースもある。

 また、企業アカウントを運営する担当者が、個人アカウントと間違えて投稿してしまうケースは多々ある。何気ない日常の投稿ならまだしも、誹謗中傷まがいのものだった場合は大問題に発展してしまう。

匿名は良くない
なぜならバレるから

 いずれにしても、ネット上でこっそり書き込んだつもりのことが、あっさりバレてしまうことは誰にでもあり得る。紹介したようにサービス提供側の不具合をきっかけにバレることもあるし、あまりにも強い言葉を使っていれば開示請求されることもあるだろう。

 今回のことをきっかけに「匿名での度が過ぎる投稿や裏垢で普段言えないことを書くのはやっぱり良くない(なぜならいつかバレるから)」といった空気が広がりつつあるが、中には実際に、匿名で人に言えない投稿をしていたり、良からぬ裏垢を持っていたりする人もいるだろう。

 フワちゃんの騒動をきっかけに、聞き込みをしたところ、次のようなエピソードが続々と寄せられた。