税務調査の連絡が来たらどうする?
まずは税理士へ早急に相談を

 税務調査の連絡が来てしまったら、ほとんどの人は「一体どうなるのか」と焦りを感じるだろう。そこで、まずは慌てずに税理士に相談することが重要だ。顧問税理士がいる場合は速やかに相談を持ち掛けよう。

 また、税理士と契約していない場合はすぐに相談できる税理士を見つけてほしい。相談先を探す際は、税務調査の実績が豊富な税理士がおすすめだ。通知から調査まで、数週間程度しか時間の猶予がないため、早急に税理士との打ち合わせを開始し、税務調査に対応しよう。

 今回の記事では、SNSに着目し、税務調査の実態について紹介した。税務調査は意外なところから始まるケースもある。SNSの取り扱いには十分に注意したい。

 SNSのPR案件だけでなく、副業で年間20万円を超える収入を得た場合は原則として確定申告が必要となるため、漏れなく申告しよう。また、窃盗や人からのねたみなどのトラブルを避けるためにも、SNSとは適度な距離を保ちたいものだ。家族の「ちょっとした自慢投稿」がアダとなる可能性もある。そうならないように投稿する前に再度、内容に問題がないか検討する習慣をつけよう。

 税務署は非常に細やかな調査を行っており、所得隠しが露見すると調査や修正申告、そして追徴課税となるおそれがある。大きなトラブルとなる前に正しくSNSと付き合うことを心掛け、適正な申告を行おう。