2つ目は「ユーザー数が多い場合は投稿内容にさらに注意する」ことだ。不特定多数に公開されているSNSは、税務調査以外のトラブルも招きやすい。18年10月5日の日本経済新聞によると、2018年に、世界的人気歌手のリアーナやプロ野球選手のヤシエル・プイグらは、SNS投稿やツアー、試合の予定で留守を特定し窃盗に及んだ犯罪者集団の被害にあっている。

 SNSはさまざまな個人情報を特定されやすく、窃盗トラブルを招く可能性が高い。こうしたトラブルを未然に防ぐためにも、自宅や不在の特定につながる投稿は避けることをおすすめする

 3つ目は「売り上げ、報酬などの数字を投稿しない」ことだ。先述の青汁王子の逮捕劇は、競走馬の購入金額などを投稿していたことなども原因とされる。売り上げや報酬に関することは、犯罪を誘引するおそれもあるため、不特定多数が見ているSNSにはアップしないことが必須だ。

 もしも税金に関することに悩んだら、税理士に相談するようにしてほしい。副業をする人も増えている今、個人であっても確定申告が必須となるケースは少なくない。これくらいならバレないだろう…という気のゆるみが大きなトラブルに発展するおそれもある。

 税金に関する不安や悩みごとは、きちんと税理士に相談し、正しく申告することが大切だ。また、税務調査に関する通知が届いてしまったら、速やかに税理士に相談してほしい。調査前に修正申告を行うこともできるからである。