正(性?)のエネルギーが
自分を勉強に駆り立てる

 実は私は、32歳まで一切彼女ができない人生を送ってきました。

 浪人期間中は、特に異性との交流やデートといったイベントが何もない日々を送ったのですが、実は好きな人自体は10代後半から20代前半にかけてずっといました。長きにわたって同じ人が好きだったのですが、残念ながらついにその恋が成就することはありませんでした。

 私はその悔しさを勉強にぶつけることにしたのです。想いが届かずに悶々とする「負のエネルギー」ではなく、勉強で自分に自信を得て、相手を振り向かせてやるんだという「正(性?)のエネルギー」が自分を駆り立ててくれました。

 私の知人にも、片思いのまま終わった相手や、フラれた相手よりもいい大学に行くことをモチベーションに頑張って、志望大学に合格した浪人経験者がいます。この人は今、大手企業に就職し、世帯を持って幸せな人生を送っています。

 自分を評価してくれなかった人を見返すために納得いくまでやり抜いたら、いつか失恋の痛みは癒えるはずです。恋愛をこじらせている受験生の皆さん、頑張ってください。