丁寧に考えられる人の特徴

 対して、丁寧に考えられる人は「お客さんを笑わせること」をゴールにしているため、細かいところまで考え抜いてコントをしているのです。たとえば、「話し方でキャラクターのイメージは伝わるか」「見づらいテンポになっていないか」など、ネタの内容以外のところまで考え抜くのです。

 お笑いの話がメインになってしまいましたが、これはビジネスでも同じでしょう。ちょっとした資料を作るにしても、「誰のため」「なんのため」を意識して仕事をしている人は細かいところまで考え抜けるはずです。

 逆に、資料が完成さえすればいいと思っている人は、どんどん仕事が雑になっていくでしょう。どちらが重宝される人材かはもはや言うまでもありません。

 このようにして、どんな仕事でも「本来の目的」の理解こそが成果を出す近道です。それは意識だけで変えていけることでもありますから、ぜひ頭の片隅に入れておいていただけますと幸いです。