Luup監査役に「元警視総監」の不可解
そうした中、電動キックボードのレンタル最大手であるLuupが、10月16日に社外取締役と監査役を迎え経営体制を強化すると発表しました。監査役には、元警視総監の樋口建史氏の名前があります。
樋口氏はどのような経歴なのか? インターネットで調べた限りですが、東京大学法学部を卒業後1978年に警察庁に入庁。警視庁公安部や和歌山県と北海道の警察本部長、警視庁警務部長、警察庁生活安全局長などを経て2011年に警視総監に就任、13年に退官されています。
この経歴の限りでは、交通関係に直接は関わってこなかったようです。そうした人物がLuupの監査役になったからといって、Luupユーザーの順法意識が高まったり、運転マナーが良くなったりということは期待できない気がします。
とはいえ、Luupとしては何らかのメリットがあるから、樋口氏を監査役として迎えたのでしょう。警視総監経験者の再就職先は実に多彩ですが、パチンコ・スロット関連に再就職されている人もいらっしゃいます。
なんだか日本ってつくづく変だなあと思うのは、私だけでしょうか?