●ビジネスシーンでよく使う慣用表現
「お世話になっております」「承知いたしました」
「おそれいりますが」「かしこまりました」「申し訳ないことです」
「~しかねます」「お手数をおかけします」
●社外・社内が混在する時の敬語
敬語はややこしいからと、年長者や上席にはすべて尊敬語を使ってしまうと、社内・社外の人が混在する時に失敗してしまいがち。その場での自分の立ち位置をまずしっかり把握すること。
・社内だけの時……上席には敬称をつけ尊敬語を使う。
・社外文書の時……自社の社長であっても敬称、尊敬語は使わない。
○「弊社社長の○○が明日お伺いいたします」……謙譲語を使う。
×「弊社社長の○○様が明日行かれます」…………敬称+尊敬語は不要。
●役職名に敬称はつけない
社長、専務、部長などの役職名の後ろに「様」といった敬称は不要。役職名にはすでに敬称の意味が含まれている。
○「営業部○○部長」または「営業部部長○○様」
×「営業部○○部長様」
●団体宛てや複数人宛ての敬称
会社や団体宛ての敬称は「御中」。課や部宛ての文書の場合の敬称は「各位」。各位の前にも後ろにも「様」などの敬称は不要。
○「株式会社○○御中」
○「各位」「関係者各位」
×「各位様」
●メールや封書の宛先
宛先は、会社名、部署名、役職名、氏名を省略せず記す。正式には株式会社なども略さずに記入。何度もやりとりが続き、相手先とのつきあいが長くなれば、(株)などの略字を使ってもよい。
謝るのに躊躇(ちゅうちょ)は禁物。
間髪を入れず行動に出る
トラブルやミスが判明し、責任がこちらにあるとわかったら、あれこれ取り繕う時間をおかず、即座に謝罪の行動に出ましょう。時間をおけばおくほど相手の怒りや不信感は募り、なぜ謝罪されないのかといった新たな疑念を抱かれることにつながります。
担当者がつかまらない、トラブルの経過がはっきりしない、改善策が見つからないといった状態でも、現状の説明と関係者へ多大な迷惑をかけていることを、躊躇することなくまず詫びましょう。相手の気持ちを推し量ることが大切です。