自分の信じる道を貫きたい時は
勝海舟の言葉が刺さる
続いて贈りたいのは、勝海舟のこの言葉。正当に評価されないどころか、的外れな批判を受けたり、誤解を元に行動を否定されたりすることもあります。自分の信じる道を歩き続けた勝海舟に、周囲の声に惑わされずに自分を貫く大切さを学びましょう。
【行ないは俺のもの、批判は他人のもの、私の知れたことではない
勝海舟(幕臣・政治家/1823~1899年)
長崎海軍伝習所で学び、咸臨丸艦長として渡米。のちに軍艦奉行として、坂本龍馬らを教育。戊辰戦争では西郷隆盛を説得し、江戸城の無血開城に成功。新政府でも枢密顧問菅など要職を歴任した。
江戸から明治へと大きく世の中が変わるなかで、重要な役割を果たした勝海舟。従来の常識では測れないことを次々と行なっただけに、さぞ批判も多かったことでしょう。しかし、彼はこの言葉のように、胸を張って信じる道を歩き続けました。
誰がどんな批判をするかは、自分にはコントロールできません。自分にできるのは、自分の信念に基づいて全力で頑張ることだけです。それは勝海舟に限らず、誰しも同じ。批判をする側は、結果に責任を持つつもりはないし、こっちを心配しているわけでもありません。多くの場合は、ただ言いたいだけです。
批判の中にも、気が付かなかった視点が入っていたりなど、たまには有益な情報が潜んでいることがあります。それはそれで、ありがたく参考にさせてもらいましょう。ちょっとした批判に過敏になるのは、やっていることに自信がないからかもしれません。
●結論
批判を気にしているヒマがあったら、自分の「行ない」を厳しく律しよう