AdCoinz(トクスルビジョン)が「誠実」であり続ける理由

 AdCoinz(トクスルビジョン)の目指す重要な方向性の一つは、ネットワーク化です。

 本書の第3章では、国内2万1000店、1日当たりの概算来店客数が約2000万人にのぼる大手コンビニエンスストアでの展開について紹介していますが、もしも全店のリテールメディア化にまでたどり着いた場合、国内でインスタグラムをしのぐ規模の広告媒体にもなり得るのです。

 ただ一方で、たとえば30店舗、100店舗のリテール企業(それでも相当の規模ですが)がリテールメディア化しても、その企業単体で広告媒体として「売り物」になるかどうかは難しいのではないか、と考えられます。

 広告主の立場になってみればわかりやすいでしょう。リテールメディアであればなんでも出稿する、という広告主は恐らく一部です。しかし、ターゲットを絞ることで、手頃な予算ながら高い広告効果を狙うことができれば、リテールメディアはさまざまな使い方ができます。

 その際、できるだけたくさんのリテールメディアのなかから広告内容に合うものをセグメントし、試行、検証しながら出稿できれば、リテールメディアの価値自体が大きく高まります。

 関東のコンビニにだけ出稿する、群馬県すべてに出稿する、全国だが書店にだけ出稿する……など、商材や広告の対象によって自由度高く運用できますし、しかも効果を確認しながらの変更も可能になるのです。

 そのために、まずは多くの数を集め、面的に拡大する必要があるのは明白です。全国のリテール企業が自発的に連合できればいいのでしょうが、ひと口にリテールといっても業種はさまざまで、そもそも広告が本業ではない時点で困難でしょうし、かといって既存の広告業界やウェブ広告の事業者たちにとっても、かなりハードルが高いチャレンジとなります。

 そこで、まずは私たちLMIグループがリスクを取り、自ら中心になって各地のリテール企業をつなげ、データもリテールメディアもネットワーク化していこう、という決断に至ったのです。

 端末の開発、製作、設置、運用は私たちが行い、設置代までお支払いするのですから、もしもAdCoinz(トクスルビジョン)のネットワークが大きく広がらなければ、最もネガティブな影響を受けるのは私たちです。AdCoinz(トクスルビジョン)の拡大において、私たちが自ら努力しなければならないスキームですし、リテール企業や広告主にリスクを押しつけるようなことにはならない仕組みを、自らに課しているともいえます。既存のスキームでたとえるなら、日本で独自の発展をしてきたリテールメディアであるタクシー広告の形態に近いとも言えます。

 AdCoinz(トクスルビジョン)のスキームを考える際、最も気を配ったのは、「私たちは当然、関わってくださる誰もが誠実であり続けられ、誰も搾取されず、誰にでも必ずメリット=幸せが配分される」ことでした。

 誰かをだましたり、ひっかけたり、誤認まがいの手法を使ったりしていくらクリック数を稼げても、広告主は業績に結びつかず、やがて媒体の価値は下がり、ユーザーはうんざりし、あるいは不安になるばかりで、全体としての「幸せ」からは大きく遠ざかってしまいます。

 一方で、リテール企業は一般的に来店客をより丁寧に扱うことが期待できるでしょう。大切なお客さまであるだけでなく、何よりリアル空間で対面しているのです。画面の向こう側にいる知らない大勢の人に対してあの手この手でクリック数を稼ぐような方法は、なかなかリアル空間ではできないはずですし、したくもならないのではないでしょうか。

 私たちもまた、AdCoinz(トクスルビジョン)を導入していただく際には、そのリテール企業が長い年月をかけて構築したブランド、地域との信頼関係をもとに集めた人流、つまりリアルのお客さまを尊重し、大切にする気持ちで臨みます。

 その上で、ウェブ広告で成長してきたデータ収集、分析とそこから得られる効率化はよい形でのみ生かしながら、今までなかなか生産性を上げられなかったリテールをつないで大きな価値を作っていく戦略。それこそが、私たちの考える「人を幸せにする広告戦略」の具体的な姿です。

【特許を取得!】「誠実であり」「搾取せず」「必ずメリットが受け取れる」誰もが幸せになる広告スキームとは?〈PR〉
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