大学生、そして社会人からも圧倒的な支持を受ける就活塾「我究館」をご存じだろうか。
第一志望内定率92.7%と圧倒的な成果を残し、ロングセラー『絶対内定』シリーズの著者としても有名だ。では、採用される人、されない人の差はどこにあるのだろうか。今回は、絶対シリーズの中でも人気の『絶対内定2026 面接』より、面接の攻略法を紹介する。(本記事は、2023年10月14日の記事をアップデートし、2025年度版<2026年卒向け>として掲載しています)
「頭のよさ」を、面接官にどのように感じさせるか
学生時代と違い、ある程度頭がよくないと、企業や社会に対して、影響力は持ちにくい。そのため、面接ではさまざまな方法で、学生の「頭のよさ」を確認してくる。
頭のよさとは、次の6つを指す。面接中に、これらが備わっていることを伝えなければならない。
1.論理的思考力
話している中身の「ロジック」は通っているか。思いつきで話してはいないか
2.目的自体から見直し再考し提案できる、ダイナミックな発想力・コンセプト創造力
話すエピソードから、「前提」を疑う力や、そもそもの「目的」を再考する力があるように感じさせられているか
3.改善のためのアイデアの提案力
話すエピソードから、提案力を感じさせられているか
4.誤解なく的確に言いたいことを伝えるスキル
弱点や挫折体験など、伝え方を間違えると後ろ向きに聞こえることを、しっかりと前向きな話として伝えているか。前向きな話だと、面接官に思ってもらえているか
5.人の心に響かせるセンス
話すエピソードの「喜怒哀楽」を面接官にも想像してもらえるよう、少なくとも共感してもらえるような「説明する力」を持っているか
6.少ない情報から本質を捉える、察しのよさ
質問の意図をくみ取り、それを押さえた上で語れているか
実際にその企業の内定者と比べて自分の学歴が低い人は、特にこれらの点を意識して面接に臨もう。
社会で求められる頭のよさは、学校名とは関係ないことを感じさせよう。「(学校名に関係なく)自分は十分に頭のよい人間である」ことを面接で示すのだ。
(本稿は、『絶対内定2026 面接』を抜粋、再構成したものです)
(株)ジャパンビジネスラボ創業者、我究館、プレゼンス創業者・元会長
1963年東京都生まれ。慶應義塾大学理工学部管理工学科卒。米国ハーバード大学ケネディ行政大学院修了(MPA)。87年、住友商事入社。損害保険会社に転職し、経営戦略と人材育成・採用を担当。90年、シャインズを結成し、『私の彼はサラリーマン』でCDデビュー。92年、(株)ジャパンビジネスラボ及び「我究館」を設立。就職活動に初めて“キャリアデザイン”の概念を導入し、独自の人材育成「我究(がきゅう)」を展開。94年『絶対内定95』を上梓。97年、我究館社会人校を開校。2001年、TOEIC(R)/TOEFL(R)/英会話/中国語コーチングスクール「プレゼンス」を設立。08年にハーバード大学ウェザーヘッド国際問題研究所客員研究員に就任、日米の雇用・教育問題と政策について研究。11年8月急逝。著書は「絶対内定」シリーズ、『新TOEIC(R)テスト900点 新TOEFL(R)テスト100点への王道』(共にダイヤモンド社)、『ハーバード・ケネディスクールでは、何をどう教えているか』(共著、英治出版)、『アツイコトバ』(一部電子書籍はダイヤモンド社より発行)等。
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