SUV風軽スーパーハイトワゴンという市場には自信があった
F:ギアを出した後に、すぐに追いかけてきたのはどこですか?
鈴:2018年にギアが出て、2019年3月に日産、三菱さんがモデルチェンジのタイミングで、三菱から「eKクロス」が出てきました。その後、三菱さんがスーパーハイトワゴンの「eKクロススペース」を出し、それからダイハツさんの「タントファンクロス」(2022年10月)。そして三菱さんの「デリカミニ」(2023年5月)。最後がホンダさんの「N-BOX JOY」(2024年9月)。こんな流れですね。
![初代スペーシア(広報写真)](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/d/7/650/img_d7f4088891f1d5c6d90817dcd55f8028199062.jpg)
![初代スペーシアギア(広報写真)](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/6/e/650/img_6eed2dc05ffcae382b343932a1596a18240305.jpg)
F:後追いされるお気持ちはいかがでしょう。「真似をされた」という思いはありますか?
鈴:いえいえ。私としてはこの界隈が盛り上がってくれるので良かったと思っています。初代を出すまでは、他に誰もいなかったので。初代のギアを出した時は、今までにないクルマということで話題性もありましたし、お客様からのウケも上々でした。だから競合車は早々に出て来るだろうと予測していました。我々としても、「絶対に市場はあるよね」と思って出していますし。
F:18年にギアが出て、ホンダがJOYを出したのが遅れること6年の2024年。ホンダはかなりノンビリ構えていますね。
鈴:なにしろN-BOXは売れていますからね。別に他の手を打たなくてもいいや、ということなのかもしれません。それにホンダさんにはN-VANもある。N-VANもどことなくアウトドアテイストの色を打ち出していますしね。