業務報告は
10秒だけ考えれば十分
その解決策とは生成AIにやらせることです。たとえば生成AIに「私は営業の仕事をしています。なるべく上司に気に入られるような業務報告をしたいのですが、どのような内容の報告を上げるのがいいでしょう?」と質問してみてください。
私がやってみたところ、5つのアドバイスがかえってきました。
・直面している課題や問題点を明確に説明し、自分なりの解決案を書く
・困難な状況でも前向きに、失敗した場合は学んだ教訓を書く
・成功したことについては上司のアドバイスがあったことを強調
・来週の行動計画を具体的に説明
という内容です。これを基本方針にして、それぞれ毎週の状況に応じて具体的な文章をAIに考えてもらいます。
たとえば私がある取引先を訪問したところ「台湾の新規の取引先からイベントで配布するその会社のマスコットをあしらったグッズ1000個の企画を考えてほしいと言われた。一緒にアイデアを考えたのだが、あまりいいアイデアがでなかった」とします。そこで生成AIに「これをいい評価がもらえる業務報告の文章に書き換えてくれませんか?」と質問してみます。
すると数秒で生成AIは報告書に入れるべき内容を書きだしてくれます。こんな感じです。
《成果として取引先との良好な関係構築に成功しました。具体的には先方の企業文化や価値観について理解を深めたことで、取引先との長期的なパートナーシップの基盤を築きました。また弊社の知識のない台湾市場特有のトレンドや嗜好について貴重な情報を得ました》
《今後の方針は以下のようになります。弊社では類似イベントでの成功事例を調査し、取引先では台湾市場に精通した知り合いにもアドバイスを求めます。その成果をうけて取引先と2週間後に再度会議をする予定です》
《この経験を通じて、国際的なビジネス展開における課題と機会を明確に認識できました》
自分で考えなくても、こんな報告をちゃちゃっと生成してくれるのですからどんどん使うべきです。社内に対しても「オレは生成AIで仕事の生産性を上げているんだぜ」と自慢できるでしょう。