ちなみに「なぜこの報告がいいのか?」についても生成AIに質問をしてみました。返ってきた答えはこうです。

《この報告書は、直接的な成果がなくてもプロセスの価値や今後の展望を強調することで、前向きで建設的な印象を与えます。また、具体的な次のステップを提示することで、問題解決に向けた積極的な姿勢を示しています》

 要するに「これが令和の時代の仕事術だ」と考えるべきでしょう。みなさんの職場にもイーロン・マスクのような報告を求める管理職が出てくると思います。そこでのポイントはマスク流の「効率化術」なのです。

 もしあなたがツイッターのエンジニアだったら生成AIに「見た目がいいコードを400行、生成してくれ」と頼めばいいでしょう。

 どうせまともに読まれない報告書なのですから、AIにそつなく書いてもらって10秒の思考時間で済ませるようにすればいい。この仕事術なら先ほど挙げた「業務報告の3つの副作用」をうまく回避できると思いませんか?