完了したポモドーロセッションの回数を記録しておけば、今後のスケジュールを効率よく計画できます。次に類似のタスクが発生した場合、過去の記録を参照し、タスク完了に必要なポモドーロセッションの回数を見積もることができるでしょう。

 ポモドーロセッション中、集中力を保つには、気が散る要因を取り除くことです。

 たとえばスマホを見えない場所に置く、電源を切るなどです(緊急時は除く)。

「5分間」の休憩タイムには、ストレスをためないような時間の使い方をしましょう。

 たとえば目を閉じて瞑想したり、飲み物を飲んだり、ストレッチをしたり……。うまく休むと心身がリフレッシュされ、残りのタスクに集中しやすくなります。

 もしあなたが「一般的なポモドーロじゃ自分に合わないなぁ」と感じたとき。働き方や好みに応じて、分数や回数をカスタマイズするのもおすすめです。

 実際、私もこの手法に助けられています。ポモドーロ・テクニックを使うと、1時間かけてやっていたことが、なぜだか1セット(30分)で終わるんです。メルマガやSNSの文章を書く際に、特に重宝しています。

 私の場合、ポモドーロを連続3セット、つまり90分間行うと、お昼ご飯の時間や3時のおやつ、夕食の時間になることがよくあります。タスクをこなしたあとのすっきりした気分で、台所に立てるというわけです。

 このように、ポモドーロ・テクニックは主婦目線で見ても「ちょうどいい」んです。

1日の時間を味方につける「10分早起き」

 いつもより10分早く起きるだけで、1日の時間を味方につけやすくなります。早起きで捻出した「10分間」を大事に使ってみてください。

「わずか10分でしょ?」
「10分なんてすぐ過ぎてしまうでしょ?」

 そう思われる人もいらっしゃるでしょう。ところが、意識的に過ごすことで、体感で言うと「1日を1.5倍得した気分」になれます。

 私がおすすめしているのは、その「10分間」で1日の計画を立てること。

 あるいは瞑想するなど、自分ひとりの時間を持つことです。