と、ここで広報部長を伴って、突然副社長が会議室に登場した。
中村達夫 代表執行役副社長:いや~どうもどうも。いつもお世話になっています。あなたがフェルさんですか。素顔を見るのはこれが初めてです。灼けておられますなぁ。なに?サーフィンとスキー?いや実に結構。先日のスズキ スペーシアギアの記事を読ませていただきました。ウチのデリカミニを誉めていただいてね。ああいうふうに他社のエンジニアさんに褒めてもらえるのは本当に有り難い。
F:えーとあの……。
中:や、申し遅れました。中村でございます。当社の副社長をしております。ハイこれ名刺。一緒に写真を撮りましょう。こんど飲みましょう。突然失礼しました。はっはっは!それではまた。
この間わずか30秒。凍り付く会議室。
突然現れて、風のように去っていった。
三菱商事ご出身とのこと、なるほど百戦錬磨の敏腕商社マンの貫禄だ。
飲み会を楽しみにしております。

話の腰が折れてしまったので、アウトランダーのお話はこれでおしまいです。
次週からは久しぶりに輸入車のお話を。
それではみなさま、ごきげんよう。
(フェルディナント・ヤマグチ)
「PHEV、何カ月も給油しないとガソリンが劣化する?」の続報
こんにちは、AD高橋です。
本コーナーの最初に、1点訂正をさせてください。先週こちらで触れた「PHEVだとなかなか燃料が消費されずに、燃料が揮発・劣化する」という件ですが、三菱自動車広報部から以下の内容を教えていただきました。
何カ月もEV走行のみで走っていると、確かにガソリンは劣化します。そのため、アウトランダーPHEVには、約3カ月間燃料が1回に約20L以上給油されないと、給油をうながす警告を出す。それでも給油されない場合は、自動的にエンジンを始動して燃料を消費するシステムが搭載されているそうです。
この機能を終了させるためには、燃料残量表示が半分以下になるまで燃料を消費した上で、20L以上燃料を給油する必要があります。
つまり、この機能が作動することで燃料の劣化を防いでいるのですね。この機能が搭載されていることは知りませんでした。教えていただきありがとうございます!