【高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格!】――しかも、首席合格とわずか3点差のほぼトップ合格!『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)の著者は、中学3年生のときに「東大合格」を宣言。高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格を目指したけれど……全国模試は「偏差値45」。そこで、徹底的に「国語」鍛えるという“大逆転の勉強法”を編み出す。勉強の大半を「読書に費やす」という常識外れの戦略で、全科目の成績が軒並みアップ! すべての科目は結局、国語の力がモノをいうことがわかった。コスパとタイパを徹底し四コマ漫画や恋愛ゲームで楽しみながら学力を高める方法から勉強への合理的なモチベーションの高め方までを徹底指南。超★実践的な成績アップ法を初公開する。
※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【偏差値45→東大合格】読むだけで速く深く記憶する! 東大式「最強の勉強術」Photo: Adobe Stock

教科書を読むだけなら「1~2日」で十分!

 教科書や参考書を1冊丸々通読するには、実は1~2日もあれば十分できます。

 つまり、「読む」だけなら、(やろうと思えば)教科書や参考書を年間200回程度通読できるということです。

「読む」ほうが反復しやすく、実践しやすい

 年間200回も読み返す人はさすがにいないと思いますが、エビングハウスの忘却曲線をベースに反復学習するには、「書いて覚える」より「読んで覚える」ほうが実践しやすく、効果的なのです。

【偏差値45→東大合格】読むだけで速く深く記憶する! 東大式「最強の勉強術」『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より

「書く」は時間も労力もかかりすぎる

 一方、教科書や参考書を1冊丸々ノートに書き写そうとするとどうでしょうか。書くことによって「勉強をした!」という達成感は得やすいかもしれません。

 しかし、「書く」ためには「読む」の19倍もの時間を要するとするなら、それには1カ月前後かかることになります。

実際は「書く」だけで数カ月かかることも…

 さらに、「書く」は労力を要する作業ですから、それほど長時間できるものではありません。ですから、実際は2~3カ月は要するはず。

 したがって、教科書を「書いて覚える」のは年間4~6回が限度であり、それでも記憶を完全に固定化できるわけではありません。

僕は「書かずに読む」に徹した

 僕自身、東大受験で使った「日本史」と「世界史」の教科書と参考書は、「書く」ことはなく、もっぱら「読む」ことに徹しました。

 1冊400ページほどの教科書も参考書も、ボロボロになるまで何度も何度も繰り返し読んで覚えたのです。

「書く」はスピードが伸びにくい

「書く」はいくら繰り返しても、さほどスピードアップしません。最大でも1.5倍くらいになるのがせいぜいです。

「読む」は、繰り返すほど速くなる

 一方で「読む」のは反復による高いトレーニング効果を得られます。だんだん速く読めるようになるのです。

 とくに、同じ文章を繰り返し読み続けていると、かなり速く読むことができるようになってきます。

最初は1ページ2分→最終的には2秒!

 東大入試の準備を始めた高校1年の終わり頃は、日本史の教科書1ページを読むのに2分ほどかかっていました。400ページを通読するのに10~13時間(つまりほぼ1日)要していたのです。

 それが、同じ教科書を繰り返し読み続けていると、だんだん慣れてくるので、最終的には1ページ2秒で読めるようになりました。結果として、13分もあれば1冊読めるようになったのです。

※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。