どんな大学にもすごい人は必ずいる
――少しいじわるな聞き方になりますが、一方でこういった話はレベルの高い大学だけの話な気もするのですが、そのあたりはいかがでしょうか。
びーやま:おっしゃる通りです。レベルの高い大学に行けば行くほど、すごい人材は多いので刺激は受けやすいと思います。そのため、僕は普段から「やりたいことがないなら少しでも上の大学を目指すべき」と言っています。
ですが、「じゃあレベルがそこまで高くない大学では刺激は受けられないのか」と言ったらそんなことは決してなくて、人数は減るかもしれないですが、どの大学にもすごい人は必ずいます。
仮に学生のなかでは刺激は受けられなかったとしても、大学教授がとんでもなくすごい人というパターンはよくありますから、刺激を受けるという意味では十分なように思います。
ただ、大事なことはそういった人との出会いは、自分が積極的に学ぼうとしなければ起こり得ません。「なんとなく」では、仮にいい出会いがあったとしても、それに気づくことができず、チャンスを棒に振ってしまいます。ですから、当たり前のことですが、腐らずに頑張ることが前提条件です。
――最後に受験生に伝えたいことをお聞かせください。
びーやま:受験勉強はつらくて大変なものです。僕もなかなか成績が伸びなくて1ヵ月以上勉強をサボってしまった経験があります。ですが、そういったときも「自分が大学生になった姿」を想像しながら踏ん張ってほしいなと思います。
受験勉強に関して僕が感じるのは「つらい=成長」ということです。若い頃に成長痛で悩むように、人が成長する瞬間というのは必ず痛みが伴うものです。なので、もし「全然キツくない」と思うのであれば、それは成長できていないかもしれません。
「もう勉強したくない!」「第一志望はむずかしいかもしれない」などのネガティブな気持ちになるのは、いい方向に成長できている証拠です。苦しいですが、やればやるだけいい未来が待っていますから頑張っていきましょう。
ぜひ、「つらい=成長」というのを頭の片隅に置きながら、納得のいく受験にしてほしいなと思います。
――ありがとうございました。
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』のツッコミ担当。早稲田大学教育学部卒。高校時代の偏差値は37だったが、1年間の浪人を経て早稲田大学に入学。大学時代は起業・自主退学・復学など、さまざまな経験をしたのち、大学受験のすばらしさに気づき現在に至る。甘いルックスと鋭いツッコミ(たまにポンコツ)で視聴者の心を掴んでいる。決め台詞は学歴モンスターの相方・高田ふーみんを制止する「ヤメロオマエ」。
高田ふーみん[協力]
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』にて「学歴至上主義」を貫く学歴モンスター。京都大学経済学部中退(現役合格)。学歴を絶対の価値基準とする偏った思想を持つヒール役として受験生や大学生を中心に人気を博している。決め台詞は「Fランやないか」。