たとえば、ヨドバシカメラやビックカメラ等の大手家電量販店では、自社クレジットカードの所持者や、ポイントカードを提示して一定額の買い物をした人にのみプレミア商品を販売することが一般的だ。当然、転売ヤーはこうした対策をして日本語版の販売に備えているだろう。
そして転売ヤー向けのXアカウントでは、過去の傾向からこうした家電量販店でのSwitch 2販売方法を予想する人もいる。中には、ECサイトでの混雑時に先んじて決済する方法を指南している人もいる。
もしあなたがマイニンテンドーストアでの抽選に漏れてしまったら、こうした転売ヤーから学ぶことは多いだろうし、あなたが1台スイッチを買うことで、転売ヤーにまわるスイッチは1台減る。一度心を鎮めて、冷静に「敵」を観察してみることで、真に敵を打ち倒す方法が見つかるかもしれない。
任天堂は最大限に冷静かつ愛のある方法で転売ヤーを排除し、ファンを厚遇したことに間違いはない。ただ、その愛がこのような形で消費されていることを、少し寂しく思う。