
メールの宛先にはTOとCC、BCCがあります。それぞれの役割の違いをきちんと認識しておくことが重要です。上司をCCに入れて仕事のやりとりをしている若手も多いですが、「CCに入れているから把握してくれているだろう」という考えは危険です。宛先の選び方で気を付けておくべきポイントを解説します。(構成/ダイヤモンド・ライフ編集部)
TOとCC、BCCの違いは?
「CCに入っているからOK」は危険!?
メールの宛先には、「TO」「CC」「BCC」の3種類があります。
TOは、「あなたに送っています」「あなたが対応する当事者ですよ」といった意味を持ちます。一方で、CCは、「念のため見てください」というニュアンスになります。
新入社員や若手社員は上司をCCに入れることが多いと思うのですが、上司をCCに入れた場合、上司は「話が動いているな」と把握する程度でしか見ていない可能性があることに注意しましょう。
上司の中には、いろいろな部下のメールのCCに入っていて、毎日、膨大な量のメールが届いているという人も少なくありません。そのため、逐一全部読むのではなく、ぼんやりと動きを追っていて、後で気になったときに内容を確認するという使い方をしていることもあります。
「CCに入っている上司が何も言ってこないから大丈夫だろう」と考えるのは危険です。CCに入っているメールは“ぼんやり程度”にしか見られていないんだと思ってください。
上司に確認してほしいことがある場合は、「先ほどCCでお送りした○○さん宛てのメールについて、△△が気になっているのですが、どうですか?」というように、TOで送り直したほうがよいです。
また、先ほど述べたように、上司は多くのメールのCCに入っているため、「必要のないものは入れないでほしい」と思っていることも多いです。例えば、取引先とのやりとりでCCに入ってほしい場合は、「~という理由でCCに入れてもいいですか?」と事前に確認しておいたほうがベターですね。