稼働は週に2~3日でも、1日3~4時間の勤務でも大丈夫。ゴリゴリの肉体労働が苦手でも、勤務日数や勤務時間を少なくして働く方法はいくらでもあります。今までのように平日全部が仕事で埋まるわけではないのですよ。
ハローワークよりも
高齢者向け転職サイト
もちろん収入は現役時代より減りますが、年金と合わせれば生活に困ることはないでしょう。そしてなにより、現役時代のような複雑な人間関係に悩まされることもありません。上司からの評価を気にする必要もなく、部下の指導に悩むこともありません。
決められた時間を坦々と勤め上げて、仕事が終わればすぐに自分の時間に戻れます。煩わしい人間関係が減って、ストレスフリーな日々が待っています。
だから、定年を迎える前に、できるだけ早く次のキャリアを考えるのがベストです。
60代の再就職は、思っている以上に道が開けています。「再雇用」に固執する必要はないのです。むしろ、広い視野を持って、自分に合った働き方を見つけることが、これからの幸福な生活につながります。
こんな質問をいただいたことがあります。
「再就職先を探すときって、ハローワークに行くべきなんですか?」
たしかにハローワークでの求人も有効でしょうが、オンラインでの仕事探しもお勧めします。シニア向けの転職サイトの例を挙げておきましょう。詳しくは上のリストを見てください。
50代のうちから「辞めたら何をやろうかな」と、軽い気持ちでこのようなサイトを眺めておくのがいちばんいいのではないでしょうか。意外とおもしろい求人が見つかるかもしれません。
仕事探しは計画的に、そしてちょっと軽い気持ちで眺めておくのがポイントです(下図参照)。

謙虚な姿勢や柔軟さが
採用されるカギ
ここでは、採用担当者に向けたアピールで意識すべきポイントを、2つに分けてお伝えします。いずれにせよ重要なのは「自分の体力やスキルに自信を持ち、需要がある場所を見つけ出すこと」「相手が求める人材に近づく努力」です。あなたを必要としている企業は、必ずあります。