食事は量ではなく腸管のコンディションで決まります。ゆっくりと食べることで腸がよく働きます。たとえ腹六分目に抑えたとしても、午後の仕事や心身のパフォーマンスアップに必要な栄養とエネルギーは十分に吸収することができます。食べ足りないのではと心配する必要はありません。午後の頭の回転をよくするためにはとにかく昼食の早食い・食べすぎを避けましょう。

 慣れないうちは八分目から挑戦してみよう。ゆっくり噛み締めながら食べると、足りないと感じることはありません。

メニューに迷ったら
和食を選ぼう

●和食は食物繊維を多く含むため、便秘解消はもちろん、新陳代謝が高まって、ダイエットや美肌、美髪にも効果的。

●内側からのケアとして腸内環境を整えるには和食が最適。

●善玉菌が喜ぶ食材は和食に使われる食物繊維や発酵食品に多く含まれる。

 外食メニューに困ったら、とりあえず「和食」を選びましょう。定食にすれば1回の食事で発酵食品や食物繊維が多めにとれます。これらは腸に内側からダイレクトに働きかけられるので、腸内環境の調整に役立ってくれます。

 結果として腸内の善玉菌が優勢になっていくと、腸内環境がよくなり、消化や吸収がスムーズに。便秘解消はもちろん、免疫力もアップするため、和食は健康やエイジングケアにも有効なスーパーフードなのです。ただし、食事からとる善玉菌は生命力が弱く、便で排出されてしまうため、毎日継続して食べることが大切です。

 何を食べるか迷ったら、焼き魚や煮魚などの主菜に野菜の小鉢、おみそ汁とご飯といった和食を選ぶように心がけましょう。パスタやラーメン、オムライスといった単品のメニューはできるだけ選ばないように。

ミルクティーを飲んで
仮眠をとろう

●質のよい仮眠のために、ミルク入りの温かい紅茶を飲む。

●仮眠の時間は30分に。眠気と疲れをとり、目覚めもすっきり。

●仕事のパフォーマンスを上げるために仮眠は効果的。

●コーヒー派の人はカフェラテでもOK。

「昼寝をするのは怠け者」というのは、昔の話。今は仕事のパフォーマンスを上げる効果が認められ、昼寝の時間や施設を積極的に導入する企業も増えています。