書き出すことで邪念を取り払う
「ジャーナリング」とは?

 お寺を訪れた際は、お参りだけでなく写経にも取り組んでみることをおすすめします。写経には怒りや妬みなどの邪念を取り払い、気持ちを安定させる効果があると言われています。お寺に行かなくても、写経が体験できる本が市販されていますので、まずはそれから始めてみてもよいでしょう。

 写経が雑念を取り払うことに効果的な理由は、手を動かして何かを書くことには気持ちを落ち着かせる働きがあるからだと考えられます。たとえば、近年注目を集めている「ジャーナリング」は、別名「書く瞑想」とも呼ばれ、血圧の低下や記憶力の向上などの効果が期待できることがわかっています。

 ちなみに、ジャーナリングのやり方は、ただ頭に浮かんだことをありのまま書き出すだけです。取り組む時間はとくに決まっていませんが、5分や10分くらいの短い時間内に書き切ります。

 このような「書き出す」という行為は、頭の中を整理して、自分を客観視することにも繋がります。

 たとえば、悩みが数え切れないほどあると思っていたのに、書き出してみたらどれも同じようなことで、本当に解決すべき悩みはほとんどなかったといったケースもあります。つまり、漠然とした不安を悩みと錯覚し、それに囚われていただけということです。

「書き出す=可視化」することで物事と冷静に向き合えば、大体のことは解決できるでしょう。自分の気持ちを整理するためにも、「書き出す」という行為を日常生活に取り入れてみてください。

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