
東京に到着したのぶたち一行
前途多難で……
月刊くじら8月号の特集記事の取材のため、のぶ、嵩(北村匠海)、東海林(津田健次郎)、岩清水(倉悠貴)は汽車と船を乗り継ぎ、2日がかりでようやく東京に到着した。
夢見たキラキラした東京ではなく、高知よりもその焼け跡は無惨に見える。嵩は以前の東京を知っているので愕然となった。
「ガード下の女王」の異名をもつ薪の住所を訪ねたが、いなくて、ガード下を探すことにする一行。だがまったく手がかりがつかめない。途中、おなかが空いたので、屋台のおでんを食べる。のぶは胸がいっぱいで大根しか食べられなかった。
食べた後また薪探しに向かうが、嵩と東海林と岩清水はおなかを壊して道端にうずくまってしまう。のぶが困っていると、手ぬぐいをかぶった女性が助けてくれた。
「こんな暑い日におでんなんか食べるからだ」と女性は笑う。画面からはあんまり暑い日には見えないが、月刊くじらの8月号のための取材だから、夏なんだろう。8月号だったら7月に出るもので、となると6月に入稿だから、梅雨時期? 取材は5月じゃないかと思うが、創刊号が7月に出ているから7月なのだろう。
女性は無人のだだっ広い建物に3人を連れていき一晩休ませてくれる。女性は、戦争で男性がくたびれているから女性がしっかりしないと、とか戦争をはじめたのは男性であるとか、社会問題に一家言あるようだ。
その彼女に「ガード下の女王」を知らないか?と尋ねたが、知らないと言う。そこで、なぜ、この恩人の名前を聞かないのか。そこがドラマである。
おなかが治った東海林たちは、ほかの代議士に取材して、あとは美味しいものでも食べて高知に帰るだけとなった。のぶは、助けてくれた女性の取材をしたいと東海林に許可を得て、ひとり女性を探しに行く。嵩もついて行く。
途中で、薪鉄子の噂を耳にして、彼女のいるらしい場所へとのぶと嵩は向かう。
あやしい場所で、こわそうな大友組の組員たちと麻雀大会をして、「なめたらいかんぜよ」と凄んでいる薪は、あの助けてくれた女性だった。