Photo:PIXTA
アナリスト予想を活用して、来期以降も業績の拡大が期待できる中長期保有向けの「お宝株」候補440銘柄をリストアップした。その後編となる特集『総予測2026』の本稿では、「割安株」「高配当株」「成長株」の三つのランキングと計240銘柄を一挙に公開する。下値リスクが小さい「割安株」、利回り狙いの「高配当株」、急成長企業がそろう「売上高拡大株」とそれぞれ強みが違うので、銘柄を組み合わせてポートフォリオを作ることもお勧めだ。日経平均株価が高値圏にあるときこそ、短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、業績の裏付けのある銘柄をセレクトしよう。(ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)
来期以降も業績拡大が期待できる
「割安株」「高配当株」「成長株」を狙え!
「日経平均株価やTOPIXに完敗どころか、年間成績がマイナス」「半導体株を大底で損切りしてしまった」――。
株価の予測は難しい。意外かもしれないが、2025年の投資成績が振るわないという個人投資家は少なくない。日経平均株価は4月初旬にトランプ関税ショックで急落した局面からは60%以上、25年初からでも28%(12月5日時点)も上昇しているにもかかわらず、である。
そこで提案したいのが、個人投資家の強みを生かした投資法だ。
個人投資家は情報戦や資金力でプロに勝てない一方、「時間を味方にできる」という強みを持っている。顧客の資金を運用する機関投資家の場合、四半期の成績をシビアに求められるが、個人投資家の場合、中長期で資金を増やしていけばいいからだ。
株価は短期的には需給やニュースで動くが、中長期では業績の伸びに比例することが多い。つまり、個人投資家は業績が伸びる株を素直に買っていけばいいのだ。
本特集では、アナリストの業績予想(コンセンサス予想)を活用し、中長期で好業績が期待できる4種類の「お宝株」候補となるランキングを作成。前編の【「お年玉株2026」440銘柄【前編】3期先に伸びる200銘柄ランキング!23位キオクシア、12位帝人、7位フリー…1位は?】に続き、後編では中長期で狙える「割安株」「高配当株」「成長株」を一挙に公開する。ランキングは単純に増益率や割安度で並べたのではなく、複数の条件を組み合わせて精度を上げる工夫をしている。
下値リスクが小さい「割安株」、利回り狙いの「高配当株」、急成長企業がそろう「売上高拡大株」とそれぞれ強みが違うので、銘柄を組み合わせてポートフォリオを作ることもお勧めだ。次ページ以降で「お宝株」候補の三大ランキング、延べ240銘柄を一気に発表するので、ぜひ26年の銘柄選びの参考にしてほしい。







