See Think Wonderが若者を変える

 山田家での「1分スピーチ合戦」day2で、家族の雰囲気を変えたのは次男の「お兄ちゃんが心配と思いました」でした。そしてそれを引き出したのは、お母さんの「それで、どう思ったの?」という問いでした。

 これこそ「See Think Wonder」です。「See Think Wonder」はハーバード教育大学院がつくった子ども向けの思考学習法「Visible Thinking(*2)」の一部です。対象への思考プロセスを3ステップに分けています。1番目がSee(観察・見つける)、2番目がThink(思考・考える)、最後がWonder(疑問・感想・想像する)です(第22講参照)。

 この簡単なステップ(構造)で考え、話すことで、子どもたちの(広い意味での)思考力は大きく成長します。まずはしっかり対象を観察し、そこから事実を見いだすこと。次にその事実からわかることを考えること。最後がそこからの発想です。疑問や感想、思ったこと何でもいいのです。

 考えて話しじっくり聴く「1分スピーチ合戦」と、「See Think Wonder」に沿った問いかけを、是非家庭で、そして職場で。


*2 Project ZEROによって統括され、ハワード・ガードナー教授がその2代目ディレクターを務める。「Visible Thinking」は21のThinking Routineからなり、「See Think Wonder」はそのコア・ルーティーンの1つ。

 

参考サイト・図書
「我が家の1分スピーチ 初日!」 「我が家の1分スピーチ 2日目!」 Nijiiro Lamp
「MI(マルチ能力)で子どもの力を伸ばす方法」 All About
「EQ理論とは ~感情能力の4つのブランチ」 アドバンテージ
「ダニエル・ゴールマン 心の知能指数」 ダイヤモンド・オンライン
「See Think Wonder Routine」Visible Thinking
『親と子の「伝える技術」』実務教育出版

お知らせ
『経営戦略全史』、4刷に入りました。六本木アカデミーヒルズと名古屋COHALでの『親と子の「伝える技術」』のセミナーも盛況でした。「うちの近くで やって!」のご要望あれば、ぜひHPまでお寄せください。Official Websiteの「お問い合わせ」で受け付けています。