Photo:PIXTA
化学業界は激動の真っただ中にある。中国の化学品の過剰供給を背景に近年は石油化学事業の再編が加速。中東情勢の緊迫化で原料調達や生産にも影響が出ている。化学メーカーの業績の浮沈も目立つ中、各社の従業員の給料にはどのような変化があるのか。特集『26年 給料ランキング』の本稿では、化学業界の主要20社の2025年度の給料ランキングを公開する。ランキングでは、11位に旭化成が、7位に三井化学が入った。前年度より2桁%増で一挙にトップ3入りした企業とは。(ダイヤモンド編集部)
化学業界にホルムズ危機や再編が直撃
化学主要20社の最新給料ランキング
化学メーカーの経営環境は激しく変化している。2026年2月に米国がイランを攻撃。イランはホルムズ海峡を事実上封鎖するなど中東情勢が緊迫化。石油化学製品の基礎原料であるナフサの価格や供給が不安定になる「ナフサショック」で、化学メーカー大手はエチレンの減産に踏み切った。
国内の石油化学事業の再編の動きも加速。三菱ケミカルグループは5月、石油化学事業の分社化の検討を始めると発表した。三井化学も25年5月に石化事業の分社化を表明しており、今後、各陣営による合従連衡が活発になる見通しだ。
化学メーカー各社の業績も浮沈が目立つ中、各社の従業員の給与はどうなっているのか。ダイヤモンド編集部は、化学大手20社の25年度の有価証券報告書を基に平均年間給与を集計した。
対象は、三菱ケミカルや住友化学、旭化成、三井化学、レゾナック・ホールディングス(HD)、信越化学工業、日東電工、東ソー、クラレ、カネカ、ダイセル、UBE、JSRなど。
25年度は、旭化成が11位になったほか、三井化学は7位となった。また、前年度よりも給与額が2桁%増加したメーカーがトップ3に躍進した。次ページで、主要化学メーカー20社の最新給料ランキングを公開する。







