2014年一発目の記事は、昨年末の第6回の記事に続いて、グループディスカッションとグループ面接の目的と対策についてです。
それぞれの選考手法の目的を理解することで、これから本格化する就活に備えていきましょう。
初対面の人と話すのが苦手なら鬼門!?
グループディスカッションの3つの目的
多くの企業が選考の手法として取り入れているのが、グループディスカッション。3~7名程度でひとつのグループを組み、特定のテーマでディスカッションを行うものです。
面接官と対峙する訳ではなく、他の就活生とコミュニケーションしている様子を採用担当が見て、合否を出すのが一般的です。
これが、得手不得手のはっきりするもので、「初対面の人と積極的に話すのが苦手」という人には鬼門となるケースが散見されます。
では、採用担当がグループディスカッションを取り入れる理由はなんでしょうか。それは、
①一度に複数の人を選考することができる
②コミュニケーションをしている様子を見ることで、「仕事にどのようなスタンスで取り組むか」ということを見られる
③最低限のコミュニケーション能力がない人をすぐに見極められる
などが採用担当者から良く挙がる声です。
大量の選考参加者を精査するにはもってこいということですね。もちろん、「何故落ちたのか/受かったのか」のフィードバックはないため、対策が難しいものでもあります。しかし、一度コツを掴めば通過率が断然あがるものでもあります。
グループディスカッションで
人事担当者が見ている3つのポイント
人事は、主に以下の3点を見ています。
①コミュニケーション力
⇒同僚といい関係を築けるか
②自発性・積極性
⇒自分で考え、発信し、共有を図ることができるか
③適応力
⇒自身の置かれた状況に左右されず、常に一定の成果を残せるか
評価基準は、エントリーシート提出前後の初期段階の選考の場合と、中間選考以降で異なり、一般的に以下のような手法が取られます。
ES提出前後(初期)……減点方式
周りと比べて見劣りする学生(減点対象となる学生)をふるいにかける。
中間選考以降(中期~終期)……減点/加点併用方式
最低限のスキルを持っていることが前提。
そこから周りと比べて、優れた所・魅力的な所を持っているかが試される。