試験直後の時点の発表では合格者数231人と前年割れだったが、繰り上げ合格が発表された途端、一気に250人の壁を突き抜けた。

 実に、次点の四谷大塚から浜学園まで、本誌特集のランキングにある9つの塾の合格者数を足し合わせた数に匹敵する合格者数を、1つの塾でたたき出すのだから驚きだ。

 開成だけではない。御三家6校のうち、早稲田アカデミーが力を入れる比較的偏差値の低い武蔵を除き、SAPIXが5校でトップとなっている。

 SAPIXも一時は、大手予備校の代々木ゼミナールの傘下に入ったことで、行く末を不安視する声もあったが、それらの声を跳ね飛ばす勢いは健在だ。

 そのSAPIXの牙城を突き崩すと公言するのは、早稲田アカデミーだ。瀧本司社長は、「現在の小学1年生が6年生になるころにはSAPIXを抜く予定だ」と息を巻く。

 早稲田アカデミーといえば、競争心をあおる猛烈ぶりがつとに有名だ。そのスタイルを推し進めることで、これまでも有言実行を貫いてきた。高校受験の分野において、発祥地である杉並区のトップ校、西高校の合格者数で1位を取り、次に、早慶付属高校や開成高校に至るまで、狙った目標は必ず達成してきたからだ。

 今年は日能研にわずかに競り勝っているにとどまるが、今後は台風の目になりそうだ。

 加えて、業界が注目するのが、大手予備校の駿河台学園と組んだ関西の雄、浜学園だろう。関西では超有名塾だが、関東での知名度はいかんせん低い。そのビハインドを駿台と組むことで解消する構えだ。2月にスタートしたばかりだが、いずれ上位に食い込む可能性は高いだろう。

 はたして、いずれかの塾がSAPIXの牙城を突き崩す日が来るのだろうか。


主な塾・予備校の合格者数
3年分の実績と強さを徹底分析

 『週刊ダイヤモンド』2014年3月1日号では、特集「受験に勝つ!塾&予備校 徹底比較」で、こうした速報値の他、中学受験、高校受験、大学受験、それぞれのステージについて、主な塾や予備校の有力校合格者数、3年分の実数と平均を比較しています。