「頭のいい子に育ってほしい」。親なら誰しも、こうした思いを持っていると思います。そしてそれと同じくらい「優しくて、思いやりのある子に育ってほしい」という気持ちも持っているはずです。本日のテーマは「感情教育」です。さっそく見ていきましょう。
正しい「感情表現」は、
親が教えるもの
あまり知られていないかもしれませんが、「感情表現」は、ある程度教えてあげないと子どもにはわからないものです。
例えば、何か嬉しいことがあったら「やったぁ〜」と飛び上がって、ガッツポーズやハイタッチをして喜ぶ。悲しいことがあったなら、「つらいね」「悲しいね」と言って、その悲しみを表現したり、共有したりする。
そんな感情表現の練習や経験をしなければ、感情の働きや、表現方法を学ぶことができません。
親にしてみれば、それほど大きな出来事でなくても、花が枯れてしまったら「枯れてしまって悲しいね、かわいそうだね」と言えば、子どもは花が枯れる悲しみや「かわいそうだ」という感情を学び、その表現の仕方を経験します。
そうやって親が意識して、子どもに感情表現を教え、伝えることがとても大事なのです。