受験対策としても
「ごく普通の、正しい感じ方」は必須
さらに、受験対策に特化した話をするならば、「作者がどういう意図でこの話を書いたのか」「一般的にはどのように感じられる場面なのか」という「ごく普通の、いわば正しい感じ方」を理解していなければ、正解を導くことはできません。
個人の自由な発想や個性ももちろん大事ですが、子どもが大人になっていく過程で、きちんと学ばなければいけない「感情の動き」というものも必ずあります。
そのバランスはとても難しいところですが、ぜひお父さん、お母さんには「正しい感情表現」を、少しでも意識して子どもに伝えていって欲しいと思います。
具体的な方法としては、一緒に本を読んだり、マンガを読んだりしたとき、「ああ、こんな展開になって嬉しいね」とか「これは悲しいよね」と感情を親子で共有することです。
アニメでもかまいません。『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』の映画、あるいはディズニー映画などを観て、「あの場面、感動したよね」「あそこでお母さんはかわいそうで、涙が出ちゃったよ」と話すのも大事です。
その際、「あなたはどう思った?」と子どもに感想を強要し、聞き出そうとするのではなく、まずはお父さん、お母さんが感じた感情、感覚を伝えてあげるだけでいいと思います。そうやって、子どもは「感情の動き、表現の仕方」を体験的に学んでいくのです。
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