著書には、『ミッション・コミュニケーション』(あさ出版)、『ビジネスリーダーの「質問力」』(角川SSコミュニケーションズ)、『説得・説明なしでも売れる!「質問型営業」のしかけ』『営業は「質問」で決まる!』『アプローチは「質問」で突破する!』(ともに同文舘出版)などがある。
その日のうちに結果を出せる営業マン(飛び込み営業など)がいるなら、それはとても力強い存在であって。だけど、いま、多くの企業がどうしていいのかわかっていない。
青木さんはもともと、怖さを知らない。「ガラガラと入って、現状はどんな感じですか?」と聞けてしまう。こんな人、いないですよ!
そういえば昔、「説明しないほうがいい」「プレゼンしないほうがいい」と、おかしいこと言っているなと思い出しました(笑)。
青木 よく覚えているね!
石原 青木さんが「質問型の営業はどうか?」と聞いてきて、それ絶対いけるとそのとき、確信しましたよ。
僕は営業を断るんですよね。青木さんは営業で質問する。だからバッティングしない。
青木 営業は、「とにかくお客様の話を聞け」と教えられて育つ。でも、窮屈に感じることもあります。だから、「会ったら、いきなり質問に変える」だけで、営業がつらくなくなるもの。
石原 青木さんはこう質問しますよね、「こんな会社なんですけど、知っていますか?」。知っていれば、「なぜ、知っているんですか?」。知らなければ、「どういう会社を知っていますか?」で対応。この質問の凄いところは、そこにいられる理由をつくるし、コミュニケーションが取れることです。
人間の脳は面白くて、このやりとりによって、「関係性のなかったもの」が「関係性のあるもの」に変わってくる。