たとえば営業シーンなら、
「解約によるダメージを最小限にするために、顧客は大手数社に絞らず中小を多数持つようにする」
「言った言わないのトラブルを防ぐため、顧客とのやり取りをメールや書類に残す」
「お客様の隠れた不満・要望を顕在化させるため、定期的にお客様に御用聞きに行く」
などが考えられるでしょう。
バカポジティブではなく、ポジティブで行こう!
それに加えて、私は、何があってもポジティブに物事を考えるようにしています。
このポジティブにも、「ポジティブ」と「バカポジティブ」の二つがあります。
「バカポジティブ」というのは何も考えずに、ただ物事を自分に都合よく考える、間違ったポジティブシンキングのこと。
よくあるたとえ話で、「コップに半分の水が入っているとして、『もう半分なくなった』と考えるのではなく、『まだ半分ある』と考えましょう」というのがありますが、私からすればバカポジティブですね。どう考えても飲める水の量は変わりませんから。
本当の「ポジティブ」というのは、常に最悪を考えたうえで、最高を生きている正しいポジティブシンキングのことをいいます。
言い換えれば、「悲観主義」で準備をして、「楽観主義」で前向きに物事を受け止めて前へ進むこと、要するに「ポジティブアクション」だと私は考えています。
そうすれば、自ずと平均点を上げていくことができるのです。