フォロワーの9割が外国人!
インバウンド向けに地方自治体も熱視線

 Instagramはコストが安くて済むというのも、大きな特徴だ。いい写真さえ発信できればファンはつく。逆に言えば、裏で企業が操作をして盛り上げることが難しいとも言えるのだが、広告くささがない分、ユーザーから好かれることに成功すれば、一気にファンが増えるメディアだ。

 そのため、企業のみならず、地方自治体も外国人観光客向けにInstagramアカウントで発信をしていこうという動きが広まっている。

 岐阜県の白川郷や北海道更別村、福島県などがInstagramでの発信に力を入れているほか、岩手県は既にInstagram上で絶大な人気を誇る「柴犬まる」と組んで2月、観光PRに乗り出した。

コメント欄は外国語だらけ!脅威の発信力を持つ「柴犬まる」のInstagramアカウント

「柴犬まる」はフォロワーの9割が外国人という人気犬。2月時点ではフォロワー数が130万人だったが、今はさらに増え、156万人に達している。前述のサントリーがユーザーグループ「InstagramersJapan」と組んだように、すでに絶大な発信力を持っているユーザーたちの力を借りるという手法もアリなのだ。

 外国人向けに、どうやって情報を発信していけばいいのか、悩む企業や自治体は多い。言葉の壁を簡単に飛び越える威力のあるビジュアルでの発信に、Instagramは大きな可能性を持っている。

(ダイヤモンド・オンライン編集部 津本朋子)