この夏、同僚に負けない自分磨きを!
「リーゼント式目標達成術」のススメ

 夏休みに、お盆休み! 皆さんもさぞ心が躍っていることであろう。「旅行に行く方は、旅行先でどこに行って何をしようか」とか、特に予定のない方も「どう過ごそうか」と、ワクワクした気持ちで考えておられることだろう。

 そんなときに毎度のネタのように出てくるのが、「そうだ!“いつか読もう”と思っていたあの本を、ゆっくり読もう」というやつだ。しかし、ロクに読むことができず、また本棚の同じ位置に戻す、というありがちな黄金パターンである。

 いつか読みたい本、いつか勉強しようと思っている教材セット、いつかゆっくり観たいと思っている映画――埃をかぶりながら、いつか活用される日を待ち焦がれている教材や本など諸々の物が、たいがいどの家庭にもあるのではないだろうか。

 しかし時として、「地道にコツコツ」な学び方で資格を取得してしまう同僚や、いつの間にか英会話ができるようになっている友人、映画や音楽にマニアレベルまで精通している知人などが現れる。

 同じような仕事をし、同じような多忙さの中にあって、彼らと自分ではいったい何が違っていたのか。その2つの結果の差には、大きく異なる点が存在する。「何かを成し得る」には、グローバルですでに「法則化」されている原理が存在しているのだ。今回は、その原理に照らした「リーゼント式目標達成術」をご紹介しよう。読者諸氏も、この夏自己研鑽に励んでみてはどうだろうか。

(1)「他人目線」で選んでいないか見直すべし!

シンガポールリバー河口の観光地ボート・キー。川の流れを眺めながら、10年間本棚に置きっぱなしになっている中国語の本(CD付き)を想う筆者

 まずあなたの「目標」が、本当に「自分が一番求める目標」に定められているのかを判断しなくてはならない。

 たとえば、「英会話が上手くなりたい」と言う人がいたとする。確かに、上達すると海外旅行や仕事でも便利なので、話せたほうが良い。しかし「英会話」という目標が世間一般的に評価が高いから選んだだけで、自身の琴線に触れないのであれば、努力する情熱も湧いてはこないだろう。

「あった方が便利だから」という他人基準の目標を達成させるには、よっぽどストイックに勉強できるタイプでないと、達成は難しいのだ。