「まっすぐ読む」だけが「正しい読書」じゃない
もちろん、明らかに文脈がつながらないときもあるでしょうから、そういうときは中盤にも目を通すようにしてください。
また、「序盤」「終盤」のそれぞれ5行を確認することで、「そのユニットが自分に必要か否か」が判断できるようになります。それぞれ5行を読んで、「ここは重要だな」と感じたら、もう一度、ユニットの頭からていねいに読み直す。これが流し読みの第2の極意です。
本は「リニア(線状)に読まれること」を前提としたコンテンツではありますが、必ずしもそれに従って一直線に読む必要はありません。
すばやく読みたい人は「序盤」→「中盤」→「終盤」と読むのではなく、「序盤」→「終盤」と読むことによって、自分に不要な読書をする時間を短縮すると同時に、価値ある部分を読み飛ばしてしまうリスクも避けることができるのです。
(第21回に続く 3/26公開予定)