ストレスという言葉はポジティブな意味合いで使われることがあまりありません。文献や書籍を調べてみると、H.Selye(1907~1982年)はストレスを「生体に作用する外からの刺激(ストレッサー)に対して生じる生体の非特異的反応の総称」と定義しています。

 しかし、ストレスを受けた当初は機能低下が生じるものの、その後は逆に機能を増大させてストレスに対処しようとする動きも出るようです。その防御反応は生体を活性化し、全体で見た場合にはプラスの効果をもたらすそう。「若い頃の苦労は買ってでもしろ」ということでしょうか。

 つまりストレスそれ自体は「絶対悪」というわけではないようです。ある出来事に対する受け取る側の考え方や認知の仕方など、様々なものが絡まり合うことによって心身に快・不快をもたらしています。

 では、就職活動中のストレス環境とはどのようなものでしょうか。その一つとして、「自分のことを説明しなければいけない環境」が挙げられます。

 まず、エントリーシートをはじめとする応募書類の作成、他にはグループディスカッションや説明会など自分にとってのアウェイの場所での活動。加えて複数人の社員を相手にした個人面接も控えています。

 これまでのように人間関係が限定されていたところから、世界が大きく広がっていくわけです。戸惑う方も多いのではないでしょうか。ここで、これまでストレスと無縁だった方にも押し寄せる、ありがちなストレスを感じる場面・パターンを見ていきましょう。