中央構造線は断層なので、地中で断層の重なり合っている部分から、地磁気などが地表に不定期に上がってきていると言われています。この地磁気が身体の水分子に作用して、身体を活性化させているのではないか、というのが、この分杭峠の奇跡の説明です。

 地元の伊那市役所のIさんにご案内していただいたのですが、最近はテレビの取材も非常に多いことなどが影響してか、週末には車がすれ違えないほど人が押し寄せているとのことでした。

 平日で300~500人。休日で1000人近い人が分杭峠を訪れています。

 数としてはたいしたことはないと思われるでしょうが、ほんとうに山の中の、ちょっとしたスペースに数百人が訪れているというのは想像を絶する光景です。

 私も経営者のみなさまと一緒にここを訪れたのですが、訪れた日が平日であったにもかかわらず、その日も300人以上の人が訪れていました。

 分杭峠にはたくさんの奇跡があるようで、私が聞いた話では、「杖をつかないと歩けなかった人が、分杭峠に通って今では杖を使わずに歩けるようになった」「肩凝りがとれた」「腹痛がなくなった」「やけどのあとが消えた」などなど、枚挙に暇がないほどの分杭峠効果が続出しているようです。

 もちろんこのような場所は、人によって「合う、合わない」があります。「効く人、効かない人」はいるものです。すべての人にとって最高の場所とは言いませんが、この分杭峠の持つパワーに魅せられた人が毎日ここを訪れているということは事実です。

 私は分杭峠を訪れて、パワースポットが人を引き付ける理由がなんとなく分かった気がしました。

日本の代表的な「観光地」が「パワースポット」へ

 現在、マスコミなどで取り上げられたり、パワースポットマニアの間で注目が集まっている代表的なスポットとして、以下の8つが挙げられます。

 今は単なる観光として訪れるのではなく、こうしたパワースポットを巡り、エネルギーを蓄えたり、そこに行くこと自体を楽しむという流れがあるようです。つまり、パワースポットが、なんだかマニアックな暗い世界、ちょっと怪しいオカルトチックな世界から、時流に適応したファッション感覚のあるおしゃれな世界へとシフトしているといえるでしょう。これはとても大きな変化です。

 そして、単なるブームではなく、人々のパワースポットへの関心はますます高まっていくように私は感じています。

 では、これらが多くの人々に注目される背景には一体何があるのでしょうか。