スタディグループを作って勉強!
優秀な仲間と組む「戦略」とは?

山内 では、高校中退後に高校認定試験(以前の「大検」)を受けて合格、その後、向こうの短大から編入してUCLAを卒業した、というルートをたどった青砥さん。履修のコツや良い成績を取るコツなどありましたか?

座談会第2回<br />英語が苦手でも、好成績を取って<br />世界のトップ大学に編入する方法<br />青砥瑞人(あおと・みずと)
株式会社DAncing Einstein 代表
日本の高校を中退後、モデルを経て留学、米国のUCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校)にて神経科学部(neuroscience)を飛び級卒業。帰国後、ドーパミン(DA)が溢れてワクワクが止まらない新しい教育を創造すべく「DAncing Einstein」社を設立。脳x教育xITの掛け合わせで、世界初のNeuroEdTechという分野を研究し、幾つも特許対象のアイデアをもつ。最新の論文から導き出された脳の働きを理解したうえで効果的な教育方法などを研究開発、企業はもちろん学生や教師も巻き込み、今、教育界で注目されている若手起業家。

青砥 オススメは一緒に勉強する仲間を作ることですね。僕は理系だったので、英語力にかかわらず、授業自体のレベルが高いことが多くて。それで「スタディグループ」と言って自主的に勉強するグループを作って、一緒に学んでいました。

松山 スタディグループってアメリカの大学では普通ですよね。私も、科目やテーマごとにグループに入って勉強していました。

青砥 そうそう、スタディグループって、自主勉強会なので、皆、できれば優秀な仲間と組みたいって思いますよね。だから僕はそこから戦略を立てて、まず、最初のテストで必ず満点とか満点近くを狙っていました。そして、テストの出題傾向を考えるのが得意だから、一緒にどう?というと、優秀な仲間たちがジョインしてくれるんです。

山内 へー、それはすごい!拙書でも触れていますが、好成績を取るならスタディグループに入るのは必須だと思います。優秀な仲間とグループを組む方法として、青砥さんのこのエピソードを追加でご紹介したいぐらいです(笑)。

松山 アメリカの大学って、本当に勉強する環境が整っていますよね。図書館が普通に24時間営業しているのも驚きましたが、宿題もたくさん出るし、周りもみんなちゃんと勉強する。私も向こうに行ったら勉強がおもしろくなって、ついつい大学院まで行きました。

山内 確かに、アメリカの大学に行くと勉強したくなる雰囲気なんですよね。ロスの場合、車がないとどこへも遊びに行けないですし、余計にそうなるような気がします。

この連載を読んでいる親御さんで、高校生以下のお子さんがいらっしゃるなら、英語をはじめ、多くのことを吸収できるこの時期に留学をさせて、しっかり勉学に励んでもらう、という進路も選択の1つとして考えてみては、と思いますね!

座談会第2回<br />英語が苦手でも、好成績を取って<br />世界のトップ大学に編入する方法<br />

つづく