明日2月14日と言えば、1920年に初めて「箱根駅伝」が開催された日だ。第1回大会には、東京高等師範学校(筑波大学)、明治大学、早稲田大学、慶応大学の4校のみが出場。往路2位だった東京高等師範学校が復路で逆転し、見事総合優勝を果たしたのだった――。

 ……というのは冗談で(もちろん、それも重要なのだが)、2月14日と言えば、誰もが最初に思いつくのは「バレンタインデー」である。今年もデパートやコンビニで様々なバレンタイン用のチョコが販売され、ところてんチョコやチョコ風味のビールなど、変わり種も登場。

 女性同士が交換する「友チョコ」や、男性が女性にプレゼントする「逆チョコ」などの新語もメディアを騒がせ、まさにバレンタイン商戦真っただ中の様相を呈している。読者の会社でも、女性社員が「義理チョコ」を用意して明日に備えていることだろう。

バレンタインでドキドキは学生まで
義理チョコというより「義務チョコ」へ

 しかし、バレンタインでドキドキできるのは学生の頃まで。「本命チョコ」と言っても夫や彼氏にあげることが普通で、突然、会社の女性社員から給湯室に呼び出され、頬を赤らめながら秘めた思いを告白される場面にお目にかかることはない(著者だけかもしれないが)。

 もはや、義理チョコというより「“義務”チョコ」になっているとの指摘もある職場のバレンタイン。一方、男性諸氏が知らない水面下では、ホワイトデーのお返し金額をランキングにした「番付」なるものが女性社員の間で共有されている職場もあるというから驚きだ。

 青春時代のトキメキを取り戻し、2月14日を楽しく過ごす方法はないのだろうか。今回は、職場におけるバレンタインの実態を追ってみた。