かの残響、清冽なり――本田美奈子.と日本のポピュラー音楽史 日本のポピュラー音楽の誕生をレコード産業の創始と同時だと考えると、1910年代にさかのぼる。この連載では、日本の音楽史100年を、たった20年の間に多様なポピュラー音楽の稜線を駆け抜けた本田美奈子さんの音楽家人生を軸にしてたどっていく。 第49回 「東京ラプソディ」(1936年)大ヒット、古賀政男と藤山一郎の戦略でテイチク飛躍 坪井賢一 第48回 レコード歌謡曲の競争にテイチクが参戦 藤山一郎、古賀政男「東京ラプソディ」への道 坪井賢一 第47回 古賀政男、コロムビア専属作曲家へ。藤山一郎、学生のまま覆面でデビュー(1931年) 坪井賢一 第46回 1930年代「レコード歌謡曲の時代」前夜、作曲家・古賀政男の登場 坪井賢一 第45回 コロムビアとビクター2社を日産から買収した東京電気・山口喜三郎のテレビへの執念(1937年) 坪井賢一 第44回 日産コンツェルン総帥・鮎川義介はどうして日蓄=コロムビアとビクターを買収したのか 坪井賢一 第43回 大正・昭和戦前の日蓄(コロムビア)は米国人社長の大M&A戦略で成長したが1935年に英米資本離脱 坪井賢一 第42回 1910年 → 2014年=100年間の「音楽産業イノベーション」を俯瞰する 坪井賢一 第41回 童謡の作詞作曲家が流行歌も生んだ。「船頭小唄」から「東京行進曲」へ 坪井賢一 第40回 童謡作曲の第一人者は本居長世だった。童謡アイドル本居3姉妹の登場 坪井賢一 第39回 文部省唱歌に対抗した童謡の1920年代に流行歌以上に流行した「赤い鳥」「金の船」の作品 坪井賢一 第38回 身に覚えのない原風景を日本人に刷り込んだ「文部省唱歌」はどのように生まれたのか 坪井賢一 第37回 本田美奈子さんの「唱歌」「童謡」のレパートリー8曲からポップスの源流をたどる 坪井賢一 第36回 松井須磨子、中山晋平、竹久夢二を見出した天才的プロデューサー島村抱月のすべて 坪井賢一 第35回 日本初のヒット曲「カチューシャの唄」を流行させた島村抱月の驚くべきプロモーション手法 坪井賢一 第34回 松井須磨子「カチューシャの唄」(1914)が帝国劇場から日本で最初に流行歌となった 坪井賢一 第33回 クラシック路線が軌道に乗った最後の1年 2004年の「ソプラノ・コンサート」14回 坪井賢一 第32回 ロック歌手・本田美奈子さんとの2年間を語るWild Catsのドラムス飯田三千さん(1988-89年) 坪井賢一 第31回 女性ロックバンドWild Cats以来15年全員女性のピアノ五重奏でクラシック(2004年) 坪井賢一 第30回 2枚目にして最後のクラシック・アルバム「時」を発売、ライブも激増(2004年) 坪井賢一 1 2 3 4