マーケット全般(163) サブカテゴリ
第172回
多くの金融機関、企業にとって3月末の株価は非常に重要。そのため、日経平均に悪影響を与える急激な円高を阻止する必要がある。しかし、日本の財務省が内心警戒しているのは、じつは円高よりも円安と国債暴落だろう。

第33回
東日本大震災直後から海外市場で円高の「思惑」が高まった。しかし、そこには「誤解」がある。地震大国ゆえに地震保険が巨額だろうと海外勢は考えるが、日本の家計向けの地震保険は金額を抑えつつ、民間損保と政府の再保険とのあいだで完結する仕組みだ。

第16回
日本は大変な試練に晒されている。その試練はあまりに巨大で全容すら見えず、とても将来が見通せる段階にはない。それでも、経済や金融市場はその機能を維持し続けなければならない。震災後の日本を占うシナリオとは?

第124回
重大事件後に相場はどう動く?「パニック安値」で歴史的な大底入れも…
東日本大震災の発生後、為替相場は乱高下となっています。私は足元の為替の動きについて、「パニック相場」というキーワードと、「重大事件後の相場」といった2つのテーマに注目しています。

第171回
阪神淡路大震災が起きた日は、銀行間で資金貸借を行うコール市場で逼迫感が表れ、朝から短期金利が上昇を見せた。一方、今回の東北関東大震災発生後、日銀は空前の大規模資金供給を展開した。その結果、短期金利は低位で推移した。

第259回
東日本大震災の影響で株式市場が暴落する一方、被災国の日本円が史上最高値を更新するという、異様な事態が起きている。円売りの協調介入を経てもなお上値が重い株式市場は、復活するのか? 「大震災相場」の行方を探る。

第123回
なぜ、被災国通貨の円が買われるのか?「9・11」後のように協調介入の可能性も!?
3月11日(金)に、東北地方を中心に大震災が発生しました。被害にあわれた方々には、心よりお見舞い申し上げます。それとともに、FXなどの投資を行っていらっしゃる方々も、これまでに経験したことのない異様な不安感を感じているかもしれません。今回はそういった方々に、少しでも参考に、そして励みになればと思って書いてみたいと思います。

第170回
英「サンデータイムズ」紙は欧州の富豪リストを発表している。昨年の1位は欧州・米国に多店舗展開しているディスカウントスーパー、アルディの創業者、アルブレヒト氏(ドイツ)だった。上位101人(家族は1人と計算)は、ロシア23人、ドイツ19人、英国18人、フランス9人、スイス8人、イタリア5 人、スペイン4人、その他15人である。

11/03/19号
「マネー暴走」と「資源沸騰」の関係を徹底解明!世界中を駆け巡る余剰資金の知られざる実態
商品価格が吹き上がり、政変のドミノ倒しが続く世界情勢。その背景には、投機筋の存在があります。この瞬間も世界を駆け巡る余剰資金は、世界経済にどんな影響を与えるのか? 暴走マネーと資源沸騰の関係を徹底解明します。

第122回
悪くない米雇用統計で投機筋のドル売りは難しくなった。ドルは3月中に84円突破へ!
2月の米国雇用統計を受けて、米ドルは一時83円まで上昇しましたが、米国金利がむしろ低下に転じたこともあって、米ドルは反落しました。ただ私は、雇用統計の結果は悪くなかったし、基本的に米ドルはそれほど下がらず、上がっていくと考えています。

第169回
ドル札を発行しているFRBの“QE2”(量的緩和策第2弾)は、多方面から非難を受けている。代表的な批判者の1人に、貧困・飢餓問題に長く取り組んできたJ・サックス・コロンビア大学地球研究所長がいる。

第14回
2010年は、株式、金利、債券ともに「通貨戦争」の影響を大きく受けた。足もとで続く円の独歩高の先行きを、どう見たらいいだろうか? 過去を振り返ると、結局為替は米国の通貨政策でしか決まらないという現状も見えてくる。

第121回
3月は米ドル/円が年間で一番動く月。ドル安は3月第1週にクライマックスか!?
先週あたりから、「米ドル安・円高・ユーロ高」となっています。ただ、予想が外れるかもしれませんが、私はこれが意外に早く行き詰まり、反転するのではないかと考えています。

第168回
中国政府は今年の成長率を8%以上で維持しつつ、インフレ率を目標の4%に近づけたがっている。食品インフレが進むと騒乱の恐れがあり、かといって成長率を抑え過ぎて失業が増加しても社会不安の種になる。金融政策は非常に難しいバランスを求められる。

第165回
アラブ諸国の政治不安は、原油をはじめとする資源価格の高騰を招いている。タイミングが悪いことに、足もとでは欧州のソブリンリスクも顕在化している。世界の金融市場には、信用収縮の悪夢が再来するかもしれない。

第129回
日本企業の「円高耐久力」は着実に上がっているとはいえ、高止まりする円は関係者にとって悩みのタネとなっている。しかし、日本の格付けのパイオニアとして名高い三國陽夫氏は、「今の円高こそ日本経済にとって最高の追い風」と指摘する。

第167回
南欧では政治家の女性スキャンダルは問題にならないとよくいわれる。70歳を過ぎても数々の女性スキャンダルを起こしてきたベルルスコーニ伊首相にイタリアの男性は内心憧れている、という話は英国などで広く信じられている。

第120回
「米金利と米ドルのナゾ」を解く!なぜ「4月にドル90円」のシナリオなのか?
このところ、米国の金利と米ドルの相関関係が大きく崩れるといった「ナゾの現象」が続いていました。これをもたらした「犯人」は「QE」、すなわち、米国の量的緩和でしょう。

第119回
エジプトと米ドル高をつなぐ「点と線」。最大のリスクは第5次中東戦争だ!
私は、米国の金利とユーロがカギとなって、目先では米ドル高が進むと考えてきましたが、そのような舞台が整った1つのきっかけが歴史的なエジプトの混乱だったと見ています。

第166回
「穏やかなデフレを過剰に恐れることは、多くの人が陥りやすい間違いだ」。金融政策史で著名なA・メルツァー・カーネギーメロン大学教授は、昨年秋にFRBがいわゆる“QE2”を検討していた際に、そのスタンスを激しく批判した。
