組織・人材(13) サブカテゴリ
第355回
ドラッカーの言う「改革の原理としての保守主義」とは何か
保守主義とは、明日のために、すでに存在するものを基盤とし、すでに知られている方法を使い、自由で機能する社会をもつための必要条件に反しないかたちで具体的な問題を解決していくという原理である。

第1回
BCGは世界をリードする戦略系経営コンサルティングファーム。そのパートナーとビジネス界とは異なる世界で活躍するフロントランナーが率直に語り合う異種格闘技戦の第1回。ビジネスパーソンが直面する課題解決への示唆を紡ぎだす。

第354回
われわれは政府に奇跡を求めた奇跡を求めれば得られるものは幻滅である
政府はあらゆる国において最大の雇用主になった。そしてあらゆるところへ進出した。しかし、それは本当に強力になったのか。単に巨大になっただけか。政府は巨大になっただけであり、費用はかかっても、成果はさしてあげていないことを示す証拠は山ほどある。

第353回
組織に働く者を囲む現実は成果を要求しながら成果を困難にする
通常、組織に働く者は、自分ではコントロールできない四つの大きな現実に囲まれている。それらの現実は、いずれも組織に組み込まれ、日常の仕事に組み込まれている。

第352回
多くの人が得意な仕方で学んでいないし仕事もしていない
ドラッカーによれば、仕事のできるできないは、いくつかの習慣的な姿勢と基本的な方法を身につけているかどうかの問題である。

第351回
ドラッカーは、経営管理者すなわちマネジメントの地位にある者の仕事について、ドイツ帝国の宰相ビスマルクの言を引く。「文部大臣になることは易しい。長くて白いひげがあればよい。だが、コックはそうはいかない。能力が必要である」。

第350回
“組織”とは完全無欠たり得なくともかなりは満足し得るべきもの
いかなる組織構造であっても、組織として最小限満たさなければならない条件がある。すなわち、明快さ、経済性、方向付け、理解、意思決定の容易さ、安定性と適応性、永続性と新陳代謝である。

第349回
マネジメントは成果だけでは不十分 “正統性”が必要である
企業、政府機関、非営利組織など、あらゆる組織にとって、本来の機能とは、社会のニーズを事業上の機会に転換することである。つまり、市場と個人のニーズ、消費者と従業員のニーズを予期し、識別し、満足させることである。

第296回
ドラマ『半沢直樹』や『週刊ダイヤモンド』の銀行特集を読むと、銀行員の出世競争の厳しさや、それに負けて出向させられることの無念さが描かれている。だが、出向とは本当にそれほど悪いものなのか。この機に新しい出向の形を考えてみたい。

第348回
われわれは再び唯一の正しい答えはないという時代へと突入しつつある
ドラッカーとは、現代社会最高の哲人であり、マネジメントの父である。その現代社会の哲人としてのドラッカーの重要論文を編纂したものが、『イノベーターの条件』であり、そのなかで抜きんでて重要なものが、この「歴史にも境界がある」に始まる論文である。

第347回
組織の良否はそこに成果中心の精神があるかどうかによって決まる
人間は多様である。しかも、でこぼこした存在である。あることを得意とし、あることは不得意とする。得意なことを伸ばすのは簡単だが、不得意なことを直すのは至難である。そこで不得意なことを意味のないものとし、得意なものを引き出して組み合わせることが必要になる。

第346回
マネジメントとは何にもましてものの考え方である
マネジメントとは何か。諸々の手法と手品の詰め合わせか。それとも、ビジネススクールで教えるように、分析道具のセットか。もちろん、道具としてのマネジメントも重要である。マネジメントとは、いかなるものの考え方か。

第345回
既存の大企業こそ企業家的なリーダーシップの機会と能力と責任を持つ
大企業に企業家精神は似合わないとは、虚言である。企業家精神を発揮している大企業はたくさんある。企業家精神に無縁の大企業こそ稀有というべきである。企業家精神抜きで生き残れているはずがないからである。

第344回
「高齢化社会」では高年者が扶養される側から扶養する側に回ることが必要
高年者は、あらゆる先進国において、いかなる弱者をも超えて突出する巨大な弱者である。増大を続ける唯一の弱者である。この弱者は、多様な層を横断的に網羅する。その意味で、もっとも普遍的な弱者である。誰もが、その一員になると考える唯一の弱者である。

第343回
創業者が貢献できるもの 他に抜きんでて貢献できるものは何か
ベンチャーが成功を始めたら、自らの役割を変えなければならない。しかし、具体的に何をどう変えたらよいかを知る者は少ない。どうしても、「自分は何をしたいか」から考える。あるいは「自分は何に向いているか」を考えてしまう。ドラッカーは、いずれも間違いだという。

第342回
ドラッカーは、対策は簡単だという。必要になる前にチームとしてのトップマネジメントを構築しておかなければならない。「チームは一日にしてならず。機能するようになるには、時間がかかる」。それでは、トップ・チームはどのようにして構築するか。

第341回
政府の役割は実行ではない“決定”と“方向付け”と“エネルギーの結集”である
「政府の役割は、社会のために意味ある決定と方向付けを行うことである。社会のエネルギーを結集することである。問題を浮かびあがらせることである。選択を提示することである」。この政府の役割をドラッカーは統治と名づけ、実行とは両立しないと喝破した。

第340回
貢献すべきは貢献したいことではない 貢献すべきことである
「自らの果たすべき貢献を考えることが、知識から行動への起点となる。問題は、何に貢献したいかではない。何に貢献せよと言われたかでもない。何に貢献すべきかである」。ドラッカーは、このようなことが問題になるようになったこと自体が初めてのことだという。

第339回
質問によって行われるドラッカーのコンサルティング 究極の問いとは
ドラッカーのコンサルティングが、質問によって行われていたことはよく知られているとおり。ゲーテにもダンテにも先生はいた。しかし、2人とも、彼らの先生が思いもつかないほどの巨人に成長した。先生方の持ついかなるスペック(仕様)をも超えた。

第338回
事業の定義の陳腐化は進行性の病である しかも命にかかわる病である
事業の定義は3つの部分から成る。環境、使命、強みである。自らを取り巻く市場、顧客、技術などの経営環境であり、自らが使命とするものであり、自らが強みとすべきものである。ドラッカーによれば、この事業の定義が有効であるためには、条件が四つある。
